クレドはラテン語で「信条」という意味
クレドは、羅針盤に例えられ、私たちが行動する時、進む方向を教えてくれるものです。私は、リッツ・カールトンに入社し、クレドの意味を知り「目の前の濃い霧がスーッと晴れて行く感覚」を味わいました。
その理由は、私はウェディングプランナーとして常に結婚式を担当する責任の重さを感じていました。しかし、ホテルではOJTという名の先輩の仕事を見て覚えるという状態でした。だから、常に「今の接客でいいのかな？これであってるのかな？」と不安で、不安で仕方がなかったのです。それがクレドに出会い、その意味を知り、「お客様対応で迷った時は、このクレドを読めばどうすれば良いのか答えがわかるんだ！」ととても安心し、目の前の霧がスーッと引いていくのを実感したのです。
クレド共有で生まれる大きな力
そして、もう一つ皆さんにぜひ手に入れていただきたいクレドのすばらしさがあります。それは、従業員全員がクレドを言葉だけではなく、同じ想い、同じ温度で共有することで生まれる大きな力です。
それは、従業員間の個人の好き嫌いを越えて、お客様の幸せのために気持ちよく協力し合える関係性ができることです。この差は、一人の力ではどうしようもないものです。クレドがないホテルとリッツ・カールトンの両方を経験したからこそ、その違いがよくわかっています。ストレスなく、自分にできる最高の仕事ができる環境が手に入り、ストレスなく仕事ができました。チームワークも素晴らしく、日本一の客単価と高稼働で日本一のウェディングチームと言われました。
イキイキ×キラキラ＝元気な会社
個性豊かな従業員それぞれを互いに尊重し合い、それぞれが自分の個性を生かし、自分の持てる力を存分に発揮し、チームとして団結しお客様を幸せにする。働く人がイキイキ輝き、お客様の笑顔がキラキラ輝き、会社の業績が多くのお客様の満足によって支えられているそんな素敵な会社を日本中に広めたい。これがクレド採用の目的です。
プロフィール
Feel with～心を汲む～代表 大阪府出身
接客業で採用に困っている社長に、会社にマッチする人材採用術『クレド採用』コンサルティングをしている。
大学卒業後、大阪サンパレスへ入社。25歳でブライダルフェアの企画運営を任され、ウェディング部門のホープとなった。実力を試すため、外資系ホテルへの転職活動を行うが、軒並み不採用。転職を諦めかけた時、新聞の求人広告を見てリッツ・カールトンへ応募。まさかの採用。
リッツに入社。同僚はヒルトン、ハイアットと有名ホテル出身者ばかり。どうして私が採用されたのか思い悩みながら、グランドオープン業務に追われ仕事に邁進。活躍が評価され1997年ファイブスター従業員賞受賞。2000年トレーナーとなる。
リッツ退職後、『お客様を幸せにする接客』を伝えようと接客コンサルティングを行う。しかし、現場には人に興味がない従業員や、「社員より俺の方が仕事できるのに給料が安いのはおかしい」と反発する古参アルバイトがおり、全くコンサルティングが進まず苦しむ。
苦しみの中、リッツの採用を思い出した。それは、経歴よりもどれだけその人がリッツにマッチするかに重点をおいた採用だった。そこで会社の価値観に合った従業員2名に指導を集中。同時に古参アルバイト大学卒業による退職に備え、社長が望むサービスに合った人材採用を実行した。すると新メンバー増加に比例して、従業員の意識が変わり、1年半で風土改善した。
この経験から、会社にマッチする人材採用が、会社を元気にすると再認識し、『クレド採用』コンサルティングを発案。会社にマッチした従業員がイキイキ誇りを持って働き、お客様を幸せにし、会社の業績を上げることが、日本を明るく幸せにすると確信し、邁進している
